珍しく早起きしたT会長、登山中に天気が好転、結果オーライの雨飾山1963m

例会山行

9月23~25日の連休も出発直前に熱帯低気圧が台風に変わり、関東甲信越地方を直撃の予報。やきもきする中、とにかく行ってみようと、9月23日予定通り出発した。今回はベテランの会長Tさん、今年入会したフレッシュなYさん、私の3人。9時に高尾駅を出発。まずは安曇野インターを下りてすぐの田淵行男記念館へ。ちょうど常念岳の写真展を開催中で、雄大な常念岳の姿に来年こそは登りたいと思いを強くした。田淵氏は自然観察や高山蝶の研究で、生涯に206回も常念岳に登ったそうだ。

その後、だんだん雨脚が強くなって来た。翌日を心配しつつ次は大町山岳博物館へ。動物の展示が工夫されていて楽しい。登山の歴史は物足りなかったが興味を引かれた。Yさんは鉱物が好きとのことで、岩の展示を熱心に見ていた。3階の展望室から北アルプスの眺めがいいはずだが、何も見えなかった。

山岳博物館を後に白馬村から小谷村へと車を走らせ、4時半ごろ雨飾荘に到着。落ち着いた宿で、食事はお酒を飲む方には良さそうなメニューだった。個人的には生わさびで頂く手打ちそばが一番美味しかった。夜半、激しい雨の音が聞こえる中、天気の回復を祈りながら眠りにつく。(以上投稿I)

24日朝4時過ぎに目覚める。まだ早いと思いながらなかなか眠れず、5時頃女性たちを起こす。雨は小降り。軽い朝食を済ませ5時半ころ宿を出る。6時頃登山口に。数台の車が駐車している。小雨だが晴れることを願って6時10分頃登り始める。最初の1時間は川沿いの道と樹林帯の急坂。尾根をひとつ乗っ

越すと荒菅沢への下り。このあたりから晴れ間が見えてきた。早朝スタートをリーダーのIさんに私が押し付けた形が偶然好結果の天候となった。20年ほど前に「フトンビシ」という岩場の登攀にこの荒菅沢をつめて登った。懐かしい沢。水量も少なく渡渉は簡単だった。が、ここから尾根の急登が1時間以上続く。梯子や岩場もバチバチ出てくる。私が先頭となり、ゆっくりと登る。途中から樹林が開け、フトンビシの岩場や笹平の尾根が見える。背中から暖かい日差しも。

 二度ほど休んで笹平に出る。広い尾根はその名の通り一面の笹。生い茂る笹でところどころ足元が見えない。20分くらい歩くと頂上直下の急登。ここはつづら折りとなっており意外と登りやすい。3時間半かかり、9時40分に登頂。まぶしい青空。記念写真を唯一いた親子連れのパーティに撮ってもらい、のんびり食事する。西側に立山連峰が見えるが、剣岳らしい頂稜が雲間にわずかに見え、後立山連峰は雲の中。東側の火打岳・妙高山も笹平手前までは稜線の一部が見え隠れしていたが、山頂からは雲がかかり全く見えない。リーダーのIさん「360度のパノラマは期待できませんね!」と嘆く。それでも50分近く山頂で過ごし、雲が取れないので下山を始める。笹平を過ぎ、尾根の急坂を下り、樹林帯に入るころから雲に囲まれる。荒菅沢を渡るころから再び雲行きが怪しくなり、霧雨も降るようになった。リーダーとYさんの膝が痛まないよう慎重に下山、3時間ほどかかった。花は全体に少なかったが、リンドウや実のついたマイヅル草、赤い実のオオカメノキなど豊かな自然の片鱗も感じた。下山後は昨夜の宿・雨飾荘で汗を流し、渋滞の中央道を午後8時頃に高尾駅に着いた。(以上投稿T)

コメント

  1. 俊ちゃん より:

    15年ぶり位の雨飾山。晴れ女?のためにラッキーな山行でした👌登山口のキャンプ場にテント張って登ったり、新潟県側から登ったり、5〜6回登頂してますね。高齢のためか今回がいちばん厳しい山行でした😭でも素敵な若い?女性達と同行で本当に楽しい2日間でした。リーダーのIさんに感謝です🙇

  2. クマス より:

    奇跡的な青空のもと登頂できて、良かったですね!
    毎日お天気が変わるので、本当に読めません。
    お疲れさまでした(◍•ᴗ•◍)✧*。