花と岩の四阿屋山は、やはり花の山だった

例会山行

3月4日土曜日のHCWildBerryの例会山行は、福寿草と絶滅危惧種の節分草で有名な四阿屋山。山行当日の天気は上々。立川駅南口りそな銀行前に6時半集合。参加者9名は、遅刻する人も無く定刻の6時半に、車2台で一路四阿屋山登山口の小鹿野町道の駅薬師の湯に向かう。16号から299号線を通り、思ったより渋滞にも捕まらず、順調に2台の車は走り、予定より若干早い8時40分に薬師の湯駐車場に到着。

山行の支度をして、8時50分出発。まずは薬師堂を通り、鳥居山コースで山頂に向かう。とは言っても出発点がすでに300m。四阿屋山の標高が772mなので、標高差は高尾山と変わらず、山道と言うより里山歩きの雰囲気で、急登も無くのんびり歩ける。

所々開けた箇所があり、二子山などの景色が楽しめるが、杉などの植林中心で花が無いな。などと考えていたら、1時間半ほどで、両神神社奥社に到着。ほぼ計画通りだ。だがここからは里山の雰囲気とは一変し、岩の四阿屋山の評判通り、鎖と岩が現れる。とは言っても我々が登っているのは、一般コースなので、岩にはきちんとステップが刻まれ、鎖は降りの安全のため程度に付けられているように思えるが、それでもやはり岩場は緊張するし、下手をしたら大怪我以上のことになるので全員が慎重に登ってゆく。30分ほどで岩場を通過し、四阿屋山の山頂に到着。両神山が間近に見え

景色は最高なのだが、山頂は狭く、土曜日で登って来る人も多いので、全員で写真を撮影後、他の人に場所を譲るため、すぐに下山を開始した。岩場の降りは登りより緊張し、鎖に頼りながら、全員がゆっくりと安全を確認して降って行く。

危険個所を終え、奥社を通過して当初食事休憩予定の東屋に到着したのだが、思ったより日陰で寒いので、もう少し下山し、福寿草園地で休憩することにしたが、これが大正解であった。

休憩地の福寿草園地は、日当たりが良く、風も無く、シャツ1枚でもすごせるくらいで、下手をすれば都心よりもよりも暖かいと思えるくらいだ。しかもまわりは、蝋梅、福寿草、早咲きの桜が咲き乱れ、まさに花の園地。食事が美味しくいただける最高の環境。山中なのに普段着の恰好で、大型のカメラで撮影する人が多いのも、納得の場所だった。名残惜しいが、計画通り40分程で出発。

これ以降の山道も、O氏が足をつったり、Kさんが転んだりなどの、誰かしらのトラブルは、うちの会のあるあるなので見なかったコトにして、危険個所も無くのんびり歩ける山道だった。12時55分登山口の薬師の湯到着。20分程道の駅で買い物後、車で10分程の絶滅危惧種、節分草園地に向かう。

300円の環境保全費の名目の入園料を払い、節分草園地で節分草を見学する。とても小さな花なのだが、よく見ると可愛らしく、心が和む。とは言え節分草ばかりだといささか飽きてきとところで、だれかがザゼンソウを見つけ、さらに皆のテンションが上がった。

蠟梅から始まり、ザゼンソウで終わった花めぐりの山行も終了し、一路出発点の立川駅へ。途中芦ヶ久保の道に駅で解散宣言をし、帰路は別々に。我々4名を乗せた1台は、17時ころ立川駅到着。天気、気候も良く、花めぐりで、とても春らしい山行であった。記H

                           

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