今年も半分過ぎようとしているが、1月スタートの信仰三山(大山・高尾山・御岳山)、今月は3回目の大山だ。1/10(女坂・阿夫利神社)、4/21(日向薬師・大山・ヤビツ峠)、今回は大山詣りが盛んな江戸時代の「蓑毛越え」を歩いた。参加は7名、昨日な激しい雨から快晴の登山日和。
八王子駅横浜線8:02 発、町田で小田急線乗り換えて秦野駅で下車。ここからバス9:30発蓑毛行、蓑毛まで乗ったのは我々と登山客2名。千元院から進むと足元にヒル、林道を2つ横切り本格的な登りへ。木かげに入るのでヒンヤリするが、体からは汗が出る。10:45浅間山方向の分岐では直登を選ぶ。歩く人がいないのか、道は荒れて、少し道迷いをした。蓑毛から1時間10分程で尾根にでる。7体の首が無い地蔵の前で休憩。代りの石が乗せられているが、誰かが取ったのだろうか。
ここからは歩き易い道、女人禁制石碑が現れた。消えかけている文字を見ると、弘化2年の文字。幕末の1847年頃らしい。今では非常識だが、当日は女性には信仰の山には登れないのが常識の時代だった。石碑から少し歩くと西の台分岐、大山につながる石の道と阿夫利神社を選択出来る道だ。大山めざし、先ずは16丁目追分分岐へ。大きさの違う石、道を塞ぐ大きな石、様々な石を踏んて進む。12:00に人通の多い本道、16丁目に出て一休み。大分疲れた人もいた。富士山が眺望できる富士見台では、雲と雲の間に富士山。ともかく見えた、良かった。上から降りて来る人男性は、今朝同じバスの男性客、既に頂上に登り帰って来たとの事、歩き慣れていた。山頂まで再びひたすら石を登る。軽装のカップや、元気な外国人に会う。
阿夫利神社奥社の鳥居が見えたが、ここは丹沢の展望が楽しめる脇道へ。電波塔からトイレに出て、トイレ休憩と昼食。時間は12:54。山頂で記念写真し、下りは見晴台からを予定していだが、参加者の体調も考慮して阿夫利神社へ直接下りる道を選択した。14:45阿夫利神社着、霊水を汲んで一休み。ケーブルカーで降りて、バスに急いだ。
花は殆ど無かったが、ギンリョウソウ、藤の花も残っていた。バス・電車もない時代に、自分の足だけを頼りに草鞋で歩き続けた先人達。大山に登るのは大変な事だったと痛感しました。(記 T)
山アプリのデータ
ヤマップ (Mさん)時間5時間7分、歩行距離 6km 登り975m 下り615m
ヤマレコ(T)時間5時間、走行距離8.4km 登り1,331m 下り969m
コメント
信仰登山は厳しさを伴いますね。
真夏日でしたので、ことさら大変だったことでしょう。
お疲れさまでした。