お花見を楽しむのんびり山行、神奈川県松田山。

例会山行

2月23日(日曜日)、本日のHCWildBerryの例会山行は、下山口の西平畑公園のさくら祭りで、河津桜のお花見が楽しめる神奈川県の里山、松田山(568m)。当日、立川駅に今回の参加者4名が6時集合。登山口最寄り駅の新松田駅に向かうため、南武線、小田急線に乗り換えて新松田駅を目指す。計画通りに新松田駅に7時39分到着。すでに駅のバス停には連休中日ということもあり、かなりの人数が並んでいる。定刻7時55分のバスは満員で乗れず、その後に来た臨時便のバスに乗り、登山口のある田代向バス停に向かう。ただ満員の定刻のバスと違い、楽に座って行ける臨時便だったので、結果はオーライだと思う。臨時便のため当初の計画より10分程遅れて、バス停に到着し、8時30分歩き始める。バス停から橋を渡りしばらくは車道歩き。意外に多くの人がバス停で降りたが、我々が行く方向には誰も向かわず、おそらくはシタンゴ山や高松山を周回すると思われる、逆方向に向かう人々ばかりだった。我々だけが、最明寺史跡公園を目指す方向に進む。途中桜の木やしだれ桜の並木道を通るが、当然この時期にはただの枝。時期が来れば綺麗な道なのだろうが、まあ今回の目的は河津桜なので、ここは諦めるしかない。里山特有の分りにくさで、工事現場の私有地みたいな所を通り過ぎる。普段なら当然躊躇してしまうが、地図アプリ、ヤマップのコメントに助けられ迷わず通過。昔の地図片手の山行との違いを感じてしまう。山道を歩いていると、時々聞こえる鉄砲の音。そんなに獲物がいるのかと、思っていたら、今度は犬が山道を走って行く。鎖も付けていなければ、近くに人もいないし当然民家も無い。しかもしばらく歩いていると、また別の犬が、走っている。どうやら猟犬が獲物を探しているようだった。台風により本来のコースが不通のため、迂回ルートを進むが、道標があっても、里山の分岐の多さに悩む場面が多く、かなりヤマップに助けられていた。その先も相変わらず道は分かりにくいが、ところどころにある、蝋梅、水仙、梅などの花々や、雄大な富士山や箱根の山々の景色が、全てを吹き飛ばしてくれる。少々お腹がすいてきたところで、11時23分最初の目的地、最明寺史跡公園に到着。ベンチがあったので、軽く休憩兼食事を取る。桜の木々が多く、花の時期ならばとても綺麗なところなのだろうが、あいにく今は枯れ枝ばかりだった。途中、参加者のKさんが、空を見上げている。何かと思ったら、パラグライダーで空を滑空している人がいる。最初に見えたのは、2機だったが、実際は6機ぐらい飛んでいた。最明寺史跡公園を過ぎて、河津桜の桜祭り会場のある、西平畑公園に向かう。最明寺史跡公園までに出会った人々は、山歩きの恰好の人ばかりであったが、ここから先は、一般の人ばかり出会う。しかも外国の方も多い。西平畑公園は桜祭りだが、最明寺史跡公園は、今の時期に行ってもなにも無い。さぞがっかりするだろうな、と思いつつ舗装路の道を降って行く。12時半、桜祭り会場の西平畑公園に到着。今年は河津桜の開花が遅く、まだ5分咲きだが、桜と満開の菜の花。大島や利島の見える海の景色や箱庭のような街並みの景色。やや雲がかかってきたが、雄大な富士山の景色。本日一番のご褒美だ。景色を楽しみながら、祭り特有の屋台で買い物をし、イノシシ肉や鹿肉のジビエ料理でビールを楽しむ予定だったが、寒さと風で早々に景色の無いテント内に逃げ込んでしまった。屋台料理で食事後、河津桜を眺めながら公園を後にし、歩いて新松田駅に向かう。桜は満開ではなく、その点が少々残念であったが、それ以上に景色に癒された山行であった。                       記H

コメント

  1. tuberose より:

    真っ青な空にピンクの河津桜と鮮やかな黄色の菜の花。
    写真だと春の暖かさを感じますが、最強寒波でじっとしているとホント寒い日。
    例年より開花の遅い河津桜でしたが、途中道迷いしそうになりながらの里山歩きも楽しかったです。