春満喫 生藤山

例会山行

4月20日(日)、新緑と桜の尾根縦走を目的とした生藤山へ。7時38分、メンバー8人が高尾発甲府行き最後尾車両に集まり、藤野駅からバスに乗る。日曜とあってバスは行きも帰りもギューギュー詰め。運転手さんの窮屈をねぎらう言葉と降りるときの「お気をつけて行ってらっしゃいませ」に少し癒される。8時半、鎌沢バス停をスタート。鎌沢休憩所までの登りの舗装道路をのどかな茶畑などを見ながら歩く。『三国山 生藤山登山口』と書いてあるりっぱな石碑を見て山道に入り、新緑が芽吹く道を程なく歩くと、桜のプロムナードの入り口へ。桜は最盛期を過ぎていたが残っていた。雨を心配していたが、日が照り付けず柔らかな風が吹いて、暑くもなく寒くもなく歩いているのが心地良い。桜の枝の合間から、かすんだ富士山がぼわっと現れる。桜も優しく咲いていたが、たくさんのミツバツツジが鮮やかで印象深い。三国山(『みくにやま』ではなく『さんごくやま』と読むのだそうだ)の手前で甘草水という名水があるというので、見に行く。ヤマトタケルノミコト伝説が残っており、東国遠征の折、兵たちの渇きを癒すため鉾でこの岩を突いたら清泉が湧き出て、皆喜びこの水を甘草水と名付けたと言われている。今日は岩の中から数匹のカエルの声が聞こえ、水がちょろちょろと流れ出ていた。三国山10時58分着。写真を撮り、予定より1時間以上早く10時58分生藤山着。昼食にする。11時54分連行峰、1015.5mで今日の最高峰となる。ここから和田バス停まで下る。下りはいつもストックを使っていたが、今日は春の気持ち良さに油断して出さずにいたら、バスが1時間に1本なので13時42分に間に合うべく途中からピッチをあげる。最後の下りが速く、汗をかき、1枚脱ぐ。13時半和田バス停着。春を満喫した楽しい山行となった。のぼり820m くだり792m 距離9.5㎞ 合計5時間 休憩51分  (昌子記)

コメント

  1. tuberose より:

    前日が夏日だったので、この曇り空がありがたかったです。
    標高が高くなるにつれ、涼しい風が吹き抜け、最高の季節を満喫しました。
    少し早めの歩きだったようで、予定より1本前のバスに乗れそうだと速度を出して下ったせいで、水曜軽登山ではなかった筋肉痛が治りません💦