6月8日(日曜日)、本日のHCWildBerryの例会山行は、夏の奥穂高岳を目指そう企画、山梨県の西湖近辺にある、毛無山・十二ヶ岳(1683m)。車利用の山行だが、日曜日の中央道の渋滞を避けるため、電車で大月駅まで行き、そこからレンタカー2台を借りて、登山口に向かう計画だ。当日参加者8名が、電車で大月駅に向かうため、集合するのだが、いきなり人身事故で、電車が運休中のアナウンス。かなり焦ったが、たまたま集合場所の立川駅で停車中の車両が、出発のアナウンスがあり、6名が乗車。残り2名もその後に動いた電車に乗れ、予定時刻の8時には、全員大月駅に集合出来た。レンタカーを借り、1時間ほどの走行で、登山口近くの駐車場に到着。9時半に歩き始める。登山口標高は910m、一番高い十二ヶ岳の標高は1683m、標高差は770m程度なので、楽な山行のはずだった。車道を歩き、文化洞トンネルを通り、出口脇の分りにくい登山口から最初の目的地、毛無山を目指す。1500mの毛無山までは、若干の急登があるが、歩きやすい登山道で、雲に隠れたり姿を現したりの富士山と、ツツジの花が迎えてくれる、気持ちの良い山道だ。11時9分毛無山山頂に到着。少し早いが昼食休憩をする。30分程度のはずだったが、雲に隠れていた富士山が徐々に姿を現し、それを待っている間に50分近くいてしまった。12時毛無山山頂を出発。次の目的地、十二ヶ岳山頂を目指す。十二ヶ岳はその名の通り、12の小さい峰々があり、毛無山との標高差は168m程度で、地図上の等高線もほぼ平坦地のはずなのだが、実際に歩くと、細かい登り降りでかなり脚にくる。毛無山までは多くの登山者がいたが、十二ヶ岳までの山道は、登山者がほとんどいなくなる。最初の一ヶ岳から三ヶ岳あたりまでは、それ程アップダウンが無いのだが、番号が進むにつれて、アップダウンが増え、それに伴って鎖、ロープが増えてくる。しかも増えるだけでなく、長さも増してくるオマケ付きだ。狭い岩場の尾根道。次々と現れるロープと鎖。不安定な足場。なかなかハードな山道だ。特に十一ヶ岳の急登と、かなり長い降りの鎖。下から見るとたいした事無さそうに見えるのだが、上から見ると、足場が見にくく、垂直に思える。そこを過ぎると、今度は足元すかすかで、揺れる吊り橋。しかも渡った先の十二ヶ岳の垂直に見える登りの岩場に、ロープが垂れ下がっているのが見えるため、精神的にもきつい。安全を期すため、1人ずつ鎖やロープ、吊り橋を通るため、8人パーティだとかなり時間がかかってしまう。十二ヶ岳の山頂までも、鎖、ロープ、急登と続き、結局コースタイム1時間半のところを、2時間半かかってしまった。十二ヶ岳山頂で写真撮影など、軽く休憩をして出発したが、ここで痛恨のミス。間違えて王岳方面に進行してしまった。ザレた降りを進み、長い鎖を降りたところで、上で待機していた人が、間違いに気づき、引き返すはめに。幸い長い鎖を降ったのが、ほぼ私だけだったのが救いだが、それを登り返すのがまた辛かった。タイムロス1時間。しかも十二ヶ岳からの降りは、岩場は少なくなったものの、今度は滑り台のような山道。滑りやすい所には、全てロープが設置されていたが、歩くというよりは、ロープに縋り付いて降る。降りはコースタイムに近い時間で降れたが、結局計画よりも2時間近くオーバーしてしまったため、お風呂とかを割愛するはめになった。翌日は、筋肉痛になるかと思ったが、脚ではなく、腕が筋肉痛になってしまった。大人のアスレチックは全身運動なので、脚だけでなく、腕も鍛えたい方は、是非とも十二ヶ岳はいかがだろうか。 記H









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