秋晴れの竜ヶ岳は笹の山

例会山行

10月3日(日)朝7時に拝島駅南口に集合し、2台の車に別れて8人で出発。
リーダーのTさんは途中から合流。
今日は山梨県の本栖湖を見下ろす竜ヶ岳1485mだ。本栖湖を見るのは1993年以来28年ぶりのことで楽しみだ。
最近、帚木蓬生著のドキュメンタリー小説『沙林』を読み、オウム真理教事件の舞台ともなった上九一色村のことも頭の中にあったので、今はどんな感じなのだろうと興味深くもあった。

登山口近くの本栖キャンプ場は、キャンピングカーなどの車でいっぱい。
緊急事態宣言解除でこの土日は家族連れで賑わっていた。

登山道が始まると針葉樹林帯の中の傾斜は一気に強くなり、ジグザグの登りが続く。谷側の斜面の木々の間から本栖湖が時折見える。
今日のリーダーはいつもより歩く速度がやや速いようだ。
30分経過しても休憩の声がかからない。
ほどなく稜線に上がり傾斜も緩くなり、展望台になっている平坦地で最初の休憩を取る。
この後しばらくすると登山道の周りは笹に覆われ細い通路をずっと歩く感じだ。
展望が開けると富士山がくっきり見えてきた。雪のない白い雲の帯をした姿である。
なだらかな笹の間を進むと広い竜ヶ岳山頂に到着。 山頂からは富士山、南アルプスの眺望と、近くには雨ヶ岳が見える。
裾野には青木ヶ原樹海が広がっている。
ここで昼食タイム。
天気がよく、陽射しが暑く感じる。

山頂から端足峠へ向け、笹の中を下りる。
左右から笹に阻まれ、足元がよく見えないのに丸太で止めた段差の高い階段が続くため、少し緊張する。とにかく笹が生い茂っているのだ。
端足峠では、進行方向、斜め右方向(雨ヶ岳)、右方向(本栖湖)と三つに分岐している。我々は
本栖湖方向の端足峠入り口に向け歩を進めた。
端足峠入り口からは本栖湖に沿って車道と登山道が併走するようだが、本栖湖がより見える車道を歩くことに。
左手を見下ろす湖の水は澄んでいて何とエメラルドブルー。
とてもきれいだった。
過去にこの辺りでおぞましい事件があったとは想像できぬ、平和で穏やかな風景である。
キャンプ場に戻り車に乗った。

帰りは渋滞が予想されたが、やはり途中から長い間トロトロと走り、ドライバーのおふたりにはお疲れだったことと思う。
台風の後の久々の晴天下での山歩きはとても気持ちのいいもので秋晴れの爽やかさを堪能した1日だった。(S記)

コメント

  1. 俊ちゃん より:

    竜ヶ岳は5~6回目かな、いつ登っても富士山が優しく迎えてくれるやまだ。今回は下山する人の少ないルートだったが、それが分かるようなルートだった😅紅葉が始まれば少しは楽しいだろうか🤔