✿清らかな泉が湧きいでる自然探勝路✿

例会山行

台風の影響で天気が心配な9月3日、T会長と女性3人は朝8時に拝島駅を出発。
天気は心配でも週末の自動車道は混んでいて、しばらくはトロトロ進んだがそのうちスイスイと走れるようになった。

今日は、山梨県清里高原の清泉寮周辺の広い自然散策路を歩く。
いくつものコースがあるが、トレッキングコースである吐竜の滝(ドリュウのタキ)への森を歩き、川俣渓谷沿いの岩場を登る変化に富んだ癒やしのルートだ。

・清泉寮についての豆知識(帽子)
キリスト教の祈りと奉仕を基本理念とする青年指導者の養成のための施設として、昭和13年にスタートし、戦後は学校や企業の研修施設として、また一般の人々の宿泊施設として広く使われている。
清泉寮の名前の由来は、場所が清里村と大泉村にまたがっていることや、その英語訳ピュアスプリングス(清らかな泉が湧きいでる源泉)が素晴らしいということで、昭和13年当時の立教大学の高松司祭が提案し決まったそう。

さて、私たちは10時半に清泉寮を後にして、針葉樹林帯と笹に覆われた森をひたすら緩やかに下って行く。
標高1200メートルの高原の空気は、清涼でフィトンチッドが満ちあふれて気持ちがいい。
出発時の天気の心配は吹き飛び、女性3人は『うわぁ、気持ちいいね!』とワクワク。
途中、右手に清里聖ヨハネ保育園、左手に清里聖アンデレ教会が現れてくる。
土曜日なので、どちらも静かだ。

そして歩き始めて1時間15分位で、吐竜の滝に到着。
豊かな水量でいくつものダイナミックな滝が水を落としている。
とても豪快だ。
ここで、軽くお昼休憩。
大きな岩に腰を下ろし、空腹を満たした後は苔生した大きな岩を渓谷に沿って登って行く。時おりジャブジャブと水に入りながら、注意しながら進む。
周りは丸で古代からの大木のようなうっそうとした樹々。
磨光の瀬岩、御座石、覚円峰、蘭庭曲水などの岩や水の流れを眺めながら登り、再度樹林帯に入る。
13時にはスタートした清泉寮本館に到着し、パスタやヨーグルト、ミルクなどで一休み。
すると、待ってましたとばかりザーッと雨が降ってきて、絶妙なタイミングでハイキングを終えられたことに感謝。

帰り道途中、山梨県指定文化財となっている明治の学び舎『津金学校』を見学した。
モダンな洋館の小学校で驚く。
明治の初期に、西洋建築に強く憧れた当時の山梨県知事が日本の大工技術で建てた『擬洋風建物』の一つということだ。

今日は少ない参加だったが、私にとっては6年ぶりの清泉寮周辺のハイキングで懐かしく気持ちのいいひとときだった。
すでに秋の花が数種類咲いていて季節の移り変わりを感じた。
また、秋たけなわの時に他のルートを歩いてみたい。

T会長、長いドライブをありがとうございました。おつかれさまでした。   S記

コメント

  1. 俊ちゃん より:

    Sさん!素敵な投稿ありがとうございました!シンプルでまた行きたくなる文章ですね👌それにしてもHP管理者のTさん、添付画像は大サービスですね😭