これが本当の個人山行かな?

個人山行

6月12日(日曜日)HCWildBerryの例会山行は、夏の北アルプス登山に向けてのトレーニングの予定で、低山ながらアップダウンが多く、厳しいと言われる北高尾山陵から相模湖に降るコース。歩行時間7時間半以上のロングコースだ。

参加予定者も、新たに入会された方々を含め、15名の大人数での山行のはずだった。

だが前日は雨、当日も朝方まで雨予報で、急遽個人山行に変更。希望者のみが参加の情報が廻るが、前日からの夜勤明けで、ぐっすり眠っている私には分かるはずもない情報だった。

12日当日朝6時、空はまだどんよりと曇っているが、雨は上がっている。天気予報はこれから曇り予報。これならば、と思い高尾駅を目指す。高尾駅発7時08分発のバスに乗車の予定だ。

7時になった、誰も来ない。発車2分前、誰も来ない。どうしようかと思い悩んだが、天気も持ちそうだし、帰るのもしゃくなので、どうせトレーニングだと思い1人バスに乗る。

7時16分川原宿大橋バス停着。普段ならリーダーの後をついてゆくだけだが、1人なので、登山口の心源院まで地図とにらめっこだ。北高尾山稜もあまりに久々すぎて、どんな所かも忘れている。

心源院に10分程で到着、武田信玄の娘、松姫が勝頼敗北の後ここを訪れ出家した由緒正しいお寺らしい。会の皆とならここで話が盛り上がるのだろうが、男1人だと、ただの登山口にすぎない。

尾根まで女坂コースと神社コースがあるが、近かった神社コースを選んだ。失敗だった。神社コースはひたすら森の中。女坂コースは伐採されて眺めの良いコースと合流地点に書いてある。普通は入口に書いてあるでしょう。

大六天と言う所に30分弱で到着。眺めが良い。ここまでは普通の山歩きだった。ある意味ここまでが最後の景色を眺められる所。

ここからは、高尾山の各コースのなかで、一番きつい北高尾山稜コース。このコースの一番のメインの八王子城址までは、軽いアップダウンだけだった。歴史のある八王子城址も、トレーニングに来ている私には、あっさりスルー。

あとはひたすら歩く。軽いアップダウンが、徐々に山頂直下のような登り降りに変わる。それが次から次へと出てくる。花も無し、眺め無し、景色に変化無し、巻き道絶無。本当にトレーニングコースだ。飽きる、山歩きというよりはただの筋トレ。

そう言えばこのコースのリーダーは、事務局のIさん。彼女は塔ノ岳の登山に、通称バカ尾根の、階段だらけの辛い大倉尾根を往復(普通はヤビツ峠から大倉尾根下山)。甲斐駒ヶ岳の登山に、日本三大急登の黒戸尾根(普通は北沢峠往復)を選ぶ、もしかするとM気質かと思う人が選んだコースだった。

10時20分林道と合流する狐塚峠到着。景信山に行き、高尾山経由で帰ろうかなと思ったが、初志貫徹で更に進む。

11時、本来なら、新人メンバーと別れる黒ドッケ到着。でも、実はこの先は今までとは変わって、意外になだらかな登山道が続く。

ここで最近使っていなかったストックを使用した。疲れ以上に、登山者はほぼゼロなのに、次から次へと現れるトレランの人。若い女性におじさん、さらには入れ墨の外人などに、ひたすら抜かれるのが悔しくて、ストックを使用しペースをあげた。もちろん勝てるわけがない、無駄だった。

12時27分高尾山の縦走路、堂所山到着。やっと普通の登山者遭遇。昼食を食べながら、山歩きの方と会話して、普段の状況に戻れた。

あとはひたすら相模湖駅に向かって降る。かなり足にきている。結局、堂所山や明王峠含めて最後まで景色ほぼゼロだった。

相模湖駅14時55分着、休憩込みで7時間40分近いトレーニング山行だった。

途中会長から、新人女性を含めた個人山行で、つつじの綺麗な甘利山のラインが届いたが、あまりに楽しそうで、やはり山行は辛い、本当の個人山行よりも、みんなと行くのが楽しいのかなと思った。いや会長、山に花と両手に花はズルいでしょう。こっちには何もないのに。

ちなみに、会長にはせっかく持っていったが、もう団子もかしわ餅も持って行かない、と心に決めた山行でもあった。団子より花らしいから。

                               記H

コメント

  1. クールまい より:

    Hさん、一人でロングコース頑張りましたね。北高尾は、前回、私は、心源院から黒ドッケ〜夕焼け小焼けまで歩いても、きつかったコース。夕焼け小焼けで癒やされ、救われた感じでしたよ。Hさんは、さらに相模湖駅まで。それも一人で尊敬です。🙏

  2. クマス より:

    さすがHさんでしたm(_ _)m
    黒ドッケからはなだらかな山道なのですね。
    長い退屈過ぎたトレーニング、本当におつかれさまでした。
    7時間36分はかなりハイペースだと思いました。パチパチパチヾ(*’O’*)/

  3. 俊ちゃん より:

    いやぁ、頑張りましたね👌一人で大変でしたね😅まさに山男の気骨ですね😃