1泊2日の2日目の山行は、本番である100名山の平ヶ岳。
しかし宿泊先の奥只見山荘の送迎バス出発時間は、なんと朝の3時50分。まあ、登山口の中ノ岐登山口まで、約1時間半はかかるらしいから、仕方がないのかもしれないが、さすがに早すぎる。
9日当日、朝の早い女性陣は2時頃から起き出して準備に余念がないが、男性陣は3時近くになって、ごそごそと準備を始める。
定刻通り出発した送迎バスは、登山口に5時15分到着。軽くトイレをすませ、22分平ヶ岳山頂を目指す。
谷底にある登山口はこの時間、雨模様の曇りと相まってまだ暗く、全員ヘッドランプ点灯してのナイトハイク。しかしKさんが電池切れでヘッドランプが使えず、すかさず会長の激が飛んでいた。
沢を木橋で渡った後は、ヤマップで見た通りの、密な等高線の急登が2時間近く続く。しかもランプ歩きに慣れていないためか、休憩の声があがり、当初の休憩場所より、早めの朝食休憩になった。
段々明るくなってくると、登山道は綺麗な紅葉。木々のすきまから遠くに雪渓も見えてくる。綺麗な景色にモチベーションが上がって、少しは元気が出てきたが、予想以上の暑さと、1段1段の差が大きい急登は、やはり疲れる。
途中、植物に詳しい女性陣や会長が木々の説明をしてくれるが、疲れて全く覚えていなかった。
2時間ほどで、木々が低くなり、笹原がでてくると、急登が終わり、歩き易い道に変化して、30分ほどで、湿原とハイマツの混在する平ヶ岳名物玉子石への分岐。
普段と違う生活リズムに、シャリばて気味のお疲れ会長は分岐に残り、会員で玉子石の見物に。浸食で出来た玉子石より、ガスの隙間から見える湿原の美しさに感動を覚えた。
8時46分、平ヶ岳山頂(2139.6m)到着。実は山頂よりも2m高い最高点があるのだが、そちらには行かなかった。
30分の写真撮影・食事休憩のあと、山頂近辺の湿原散策。霧雨とガスで遠景は望めなかったが、平ヶ岳の山名の由来は理解出来る、たいらな湿原が続く。
10時下山開始。
行きの急登は、今度は急坂となって、容赦なく会員を襲う。
湿原地特有の泥濘地形は、スリップ者続出となった。まあ、一番派手に転んだのは会長だが。
12時20分下山口到着。なんとかバス出発予定時間の12時30分に間に合った。
下山口で宿の人になめこ汁をごちそうになり、塩気が疲れた身体に染み渡る。
宿でお風呂で汗を流して、一路、集合場所の拝島駅南口へ車を走らせる。いつも運転手の会長は、帰りは運転せず、私とH氏のダブルHコンビで運転。会長には後部座席でお休みいただいた。
途中渋滞もなく、18時半過ぎに拝島着。その場で解散のはずだったが、最後の運転手H氏が、レンタカーのリモコンキーを会長に渡し忘れ、また会長が戻ってくるはめに。山にはいろいろなトラブルがあると思い知らされた1日だった。
記H。
コメント
いやはや4回目の平ヶ岳、さすがに大変でしたね😢皆さんにゆっくり歩いていただき助かりました。(俊)