6/25(土)・26 (日) 雲取山 かわいい小鹿がついて来た

例会山行

6月25日(土)、梅雨明け前の例会宿泊山行は西武秩父駅AM8:30発の三峰神社行きバス停集合というミッションを受け、立川発6:21の青梅線に乗り込む。

拝島駅にて乗り換えた八高線内にて、本日同行予定のSさん・Kさんと一緒になるが、TさんとIさんは東飯能にて乗換えた西武線内にも見当たらない。

8:11に予定通り西武秩父駅に到着し目的のバス停に向かうが、既に20名ほどの行列ができておりその先頭付近にこちらへ手を振る2人を発見し安堵する。

神社まで75分バスに揺られ神社参拝後、10:20いよいよ2日間にわたる縦走の開始となる。

天気予報では平地の気温予想が34度となっているが、既にスタート地点が高度1,000m以上で樹林帯の中を進むため快晴のお天気の割にはあまり苦にならない気候であった。

12:00 霧藻ヶ峰、13:40 前白岩山、14:00 白岩小屋、14:30 白岩山の他今日のリーダーTさんが30間隔位で小休止をとってくれるが、長時間の縦走はお昼の大休止は取らずに小休止の際等に少しづつ食べるか、行動食を歩行途中で捕食するように教えられた。

同行のKさんから「最初の頃と違ってMさんもちょこちょこ食べるようになったよね!」と声を掛けられるが、何度も失敗をして学んだ(皆さんにその都度迷惑をかけた)結果であり、疲れが取れると考え甘いものをとることが多くなっていたが後でそれだけではいけないとまた勉強することとなる。

白岩山(1,921.3m)から30分ほど下った芋ノ木ドッケ辺りに来た際、それまでは見かけることもあったが、こちらを認識するとすぐに逃げてしまい写メも撮る暇がなかったのに、1頭の袋角のある牡鹿が我々の後を付かず離れず付いてくる。餌を与えてはいけないと思いつつ人懐こく付いてくる牡鹿に心を鬼にして「早く戻りなさい。さもないと住民票を東京都へ移動するようだよ!」と心の中で願いつつ30分位同行し、大ダワにて小休止する。そこでやっと姿が見えなくなったのは、もしかするとその際反対方面から来た単独行の男性に新たな希望を見出して方向転換したのかもしれない。いずれにしても自分で餌を見つけて逞しく生き抜いて欲しいと願った5人であった。

更にこの大ダワでは書くつもりは無かったが本人からのリクエストに拠りTさんの足攣り事件があったことを記して置く。後で本人より聞いた話ではこれまで何十年と足が攣った事が無いと外部で豪語していたのに、舌の根が乾かないうちに(筆者弁)悲鳴を上げてIさんに塩分補給のタブレットをせがんでいた(特に暑い時期は塩分他のミネラル等の補給も重要であることを学習した)。

16:00目的の雲取山荘に到着、三峰神社バス停からは6時間、10.5Kmの初日であった。

6月26日(日)午前5:00朝食、6:30出発と当初予定より1時間半早い行動開始となった。昨日よりは雲の多い空模様だが、今日も中々の好天の予感の中雲取山までの最後の200m程の登りに取り掛かる。昨日は何時音を上げようかと何とか付いて行くのに精いっぱいであったが、今朝は足取り軽く?は無いが、順調に足が前へ出ていく感じが昨日とは違う自分を実感していた。20分ほどで山頂に到着、傘雲を被った富士山やスカイツリーを遥かに望み今回山行の最高峰(2,017.1m)をしばし堪能する。

後は奥多摩湖まで延々と続く下りを行くだけとなったが、ここで昨晩のコース選択が再燃する。Tさんは何度も来ているので七ツ石山には上らず巻道を下るコースを主張するが、憧れの雲取山登山を成し遂げたKさん、元気印のIさんは七ツ石山経由を主張する。残るSさんとMはその時の体調で選択することと成っていたが、折角来たからにはと段々と七ツ石山経由へと4人の気持ちが統一され仕方なくTさんも含め全員で向かうことと成る。下から見上げる七ツ石山は登山コースがスキーの滑降斜面のように見えたが登ってみるとかなり傾斜はあるが九十九折りの道になっており言われるほどの急斜面とは感じられなかった。20分ほどで頂上に到着し、後方を振り返ると雲取山が遠くに見えこんなに遠く迄歩いてきたんだと皆感慨に耽る。ここで七ツ石山の謂れについてカメラのシャッターを押していただいた女性から伺うが、それはすぐ下の神社の横に書いてあるので、此処では敢えて記さないでおく。

この日だけでは無いが前日より恐らく標高1,400~1,500mより上で沢山の虫の襲来を受けた。その際はコバエか何か五月蠅い虫だ位しか思っていなかったが、帰宅後確認したところ素肌が剝き出しとなっていた所に数か所赤い腫れと激しい痒みが出てきた。今日主治医に病院で診察を受けたところ、恐らくブヨに刺されたもので、その時は気付かないが翌日以降に痒み等の症状が出て痒くなり、数日続くとのことで掻いてしまうと全身に痒み症状が広がってしまうこともあるようなので、万一思い当たる方は早めの受診をお勧めします。良く効く防虫薬も教えて戴きましたので興味のある方はお声掛けください。ただし保証はできません。

12:00鴨沢バス停着。雲取山荘から12km、5時間30分の行程であった。

5年前にIさんがまだ初心者(?)であった頃、雲取山日帰り登山をした際にヘロヘロになった話を伺い少し希望が持てた2日間でした。

七ツ石小屋からは単調な下りが延々と続き少し食傷気味となるが梅雨明け直前の猛暑の中、心地よい気候の中を無事歩け通せて、リーダTさん、初心者にも楽しい企画を考えてくださったIさん、初日に一緒にお酒を飲んでいただいたSさんIさんに心より感謝します。                             (M記)

コメント

  1. 俊ちゃん より:

    Mさん、詳しい山行報告ありがとうございました🙇ひとつだけ錯誤があります!リーダーはIさんです。私がたびたびIさんに、休もうと声掛けしたからでしょうか。もう少し謙虚にならなければいけませんね。私が三峰口からのルートを登ったのは、もう30年以上前です。三峰口駅から神社までまだロープウェイが有る時でした😂こんなに厳しいルートという記憶はありませんでした。やはり30年の星霜は自分の記憶を正確に再生は出来ませんでした。今後も謙虚に山と向かい合いたいと思います😅