信仰の山・七面山、宿坊名物 長敷ふとんを体験

例会山行

9/25(土)中央道藤野SAで7時に待ち合わせ、2台の車で羽衣登山口に向かう。私達は、9時10分表参道から登山開始。信者の方や登山者など、目的は違えど、まずは50丁の苦しい道のり。時折現れる展望を眺めつつ、つづら折りの道をひたすら登る。穏やかな日差しの中ゆっくりと高度を上げて行く。途中、お題目を唱えながら下山される信者の方々がおられ、登山目的の私は何となく気が引ける。登山口は標高514m、敬慎院は1714m、登りの続く山道、信者の誰もが登詣できる山ではない。こうして歩けることに感謝する。13時10分、敬慎院に着いた。雲が出ていたため山頂は明日向かうことにした。受付を済ませ、お茶とお菓子を頂き、お風呂にも入って先行の二人を待つ。先行のK夫妻は山頂のさらに先、希望峰まで行ったとのこと、3時過ぎに到着した。私達の大部屋は登山客が9人、夕食までそれぞれのんびりと過ごす。気温が下がり寒かった。夕食は一人ずつお膳に用意された精進料理。質素であるが、山の上で温かい食事を頂けることに感謝する。その後は七面大明神の登詣者として6時半から御開帳、7時から1時間ほどの夕勤。立派な本堂。本社は富士山に向かって建てられているそうだ。僧侶のたたずまいや読経の様子に心が洗われる思い。だが、久しぶりの正座で膝が痛くなった。9時に消灯。名物の長い巻き布団に9人が仲良く並んで寝る。静かな夜だった。2日目は5時に太鼓の大きな音で目が覚める。朝勤を1時間ほど勤めてから朝食。ご来光は曇天で拝めなかった。雨が降るとの予報で、早々に出発する。僧侶の方々に見送られ、遥拝台(展望台)へ。富士山がシルエットのように空に浮かんでいた。春と秋のお彼岸の頃は、晴れていればダイヤモンド富士が見られるそうだ。7時10分、K夫妻は裏参道から下山開始、私達は山頂へ向かった。東側斜面の「ナナイタガレ」という大崩壊地に圧倒される。40分ほどで七面山山頂(1989m)、樹林の中で展望はなかった。遥拝台まで戻ったところで雨が降り出す。表参道をゆっくり下るが、膝にくる。僧侶が走って下りてこられた。修行の道。途中は本降りで足元に注意して下る。ご高齢の方がこのような天気でも一歩一歩登って来られ、その信仰の強さに心が打たれる。11時35分羽衣口に到着、同時にK夫妻も到着。駐車場で解散した。貴重な体験を得られた山行だった。2日目に日帰り組が登頂する予定だったが、雨天中止となり残念だった。【投稿:I】

コメント

  1. 俊ちゃん より:

    七面山は3回目、その内1回は敬慎院まで。初めて参詣して法華経に接したが、あの速読とテンポには感動と言うか、びっくりした😆法華経は唯一女人成仏を法典で認めている宗派だ。それにしても山頂まで標高差1500m厳しい山である。