粉雪が軽く舞う守屋山、雪山初体験

個人山行

雪山講習会(1/22Wildberry例会)でしっかり学んで、今年は冬山に挑戦しました。その第1弾が2/27(日)長野県諏訪市と伊那市との境にある標高1,651mの山、守屋山です。2名の会員が投稿してくれました。

❆白銀に輝く楽しい雪山体験❆
2月27日の東京の天気は3月下旬並みの暖かさで日中の気温は16℃の予報。
私たち8人は曇り空に粉雪がふわふわと舞う中、守屋山雪山体験をスタートした。ふわふわと舞っていた雪は段々量を増して来る。しかし、粉雪なので濡れる感じはなく、まずは緩やかな坂道をアイゼンなしでゆっくり歩き続けた。今回の雪山体験は、初心者向の山ということもあり私を含め雪山デビュー者は3人。
初めての雪道は、ストックのつき方ひとつとっても、へぇ意外と抜く時に抵抗があるものだと知る。ストックの先端のキャップを外しておかないと、途中で抜けてなくなるとか雪に刺さりにくいなどのアドバイスも初めはホントに?と思ったが、やはりそのとおりだ。
個人的には最初からアイゼンを装着して歩きたかったくらい滑って歩きにくく、タイヤがスリップするように歩行が空回りして、ズデーンと転んでしまう。
Iさんが、足先を逆ハの字にしてドスコイ、ドスコイと足底全体で踏みしめるように歩くのだと見本を見せてくれる。
懸命に真似て歩を進めるのだが、中々Iさんのようには上手く歩けず、多分身体の緊張感から疲労感を生んでいるみたいな気分。45分程歩みを進め、キャンプ場で小休止の際にアイゼンを装着。
とたんに軽やかに歩けるようになり、え?こんなに楽なんじゃない!という気分になる。
Iさんからも、アイゼンでバッチリですね!と声をかけられる。
いつもは暑がりで薄着の私は初めての雪山がどの程度なのかがわからず、ダウンを着たままだったのでスローペースな歩みでもあまり暑くもならずに済んだが、ペースが遅いため薄着のメンバーは身体が冷えてしまったよう。このあたりは、能力差と服装調整は難しい。アイゼンのお陰で順調に歩を進め、登り坂も身体が温まる程度でいい感じ。
お昼は、ラビットハウスなる浴室くらいの小さな小屋で。食べる前にその小屋に荷物を置いて目の前の守屋山東方山頂へ登る。
視界が開け、天気もすこぶる良くなり周りの山々の雪が輝いて白銀の絶景。
三角の山の形で独立して見えるのは蓼科山。そして右手には八ヶ岳連峰が。蓼科山の左手には霧ヶ峰がなだらなに広がる。
歩き初めは、曇り空で粉雪が舞っていたのに、昼前から日が射し、雲ひとつない青空と銀嶺を180度以上眺めることの出来る守屋山、ベテランのT会長が何度も来られたというだけある魅力的な山だと思った。
ここで記念撮影をした後で、先程のラビットハウスに戻って昼食だ。
小屋の中はマイナス2度と温度計が表示していたが、外気に慣れて意外にも寒いとは感じなかった。小さいがコンクリート造りの頑丈な小屋には透明のポリカーボネート貼りの温室のような小屋もくっつけて建ててあって、そちらのほうが明るく暖か。そっちでお昼をとったメンバーもいた。
快青のもと下山開始。
美しく積もった真っ白の雪の上で、明るくパワフルなKさんはスノーエンジェルを披露!
ザックを下ろして身一つで倒れた方がきっと気持ち良かったと思う。Kさんは明るくて丸でこの日の太陽のよう。
また、途中ではシートソリがやりたくなるような坂道が出てきて、ビニールシートなどをお尻に敷いて子どものように滑って遊んだ。
本当に楽しい雪山体験だった。
車に戻り、茅野の金鶏の湯でたっぷり1時間温まり帰路に向けて2台の車は解散。
中央道の渋滞で、そこから3時間かかって立川に到着。ドライバーのお二人には、今日も大変お疲れさまでした。
(S記)

❆粉雪が軽く舞う守屋山、雪山体験❆
天気予報は午前中は良くないが、お昼頃には晴れる予定。
8時半に双葉SAで2台の車が合流、参加者は8人。9時半過ぎ、杖突峠駐車場に着く。ほぼ満車状態だったが、どうにか停められた。9時45分に出発、守屋山登山口までは、アイゼンをつけないで、歩く。途中で転ぶメンバーもいた。
10時半に、避難小屋、キャンプ場に着く。ここでアイゼンをつけ、小休止。トイレもあったが、あまりキレイではなく、鍵もかからないとのことだっだ。
ここで軽食をとる。
10時55分にアイゼンをつけて軽やかに歩き始める。
粉雪の中平坦な道が続き、スローペースのため身体が冷えてくる。そんな中での登りは身体が温まった。平坦な道より登りの方がハイペースだった。
11時40分守屋山東峰に到着。
写真撮影『パチッ❗️』
12時過ぎに守屋山避難小屋に。ザックをデポする人もいたり、守屋山東峰に。ここでまた、記念写真『パチッ📷』
避難小屋でお昼休憩、1時間。私は、ラーメンとお汁粉と、おにぎり。
もう一度守屋山に登りたくなり、再度東峰山頂に。青空は多かったが、視界は変わらなかった。
13時10分に、下山開始。
Snow angelやってみたくて、ジャンプして雪の上に飛び降りるイメージだったが、身体が重く、ただ転がっただけになってしまった。気温が高いため、その後濡れた。
13時40分避難小屋、キャンプ場に。その後、雪山初心者も、雪に慣れ、シートソリを楽しみながら、14時半無事下山。
金鶏の湯でゆっくり温まり、16時20分帰路に着く。中央道の渋滞で立川には19時半になった。
事前に昭文社の地図で確認したが、守屋山は載っていなかった。楽に登れて雪を楽しめて、展望もよし。また来たくなる山だった。(K記)

コメント

  1. クマス より:

    金鶴の湯は、上諏訪ではなく茅野でした😅

  2. 俊ちゃん より:

    久しぶりの守屋山(2年ぶりか?)予想以上に天気が回復し楽しい雪山ハイキングとなりました。いくつか?学んで頂いたと思います。(T)