3度目の正直、晴天下の天城山行

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2024年4月26日(金)朝6時に立川駅南口に集まり、マイカー1台レンタカー1台に分乗した8名は遠い伊豆の山へ出発。今回やっと実現した天城山、万二郎.万三郎岳は過去2回計画するも実施に漕ぎ着けなかった念願のお山である。天候不順な中、今日はラッキーなことに申し分ない晴天のようだ。女性5名男性3名は、八王子ICから大型連休直前の恵まれた道路を一路伊豆スカイライン方面を目指して、まずは優雅なドライブだ。いつもとは少し形の異なる富士山が車窓に現れると、その大きさ美しさに、もうこのまま伊豆熱海のドライブだけでもいいかと思わせるような観光モードに陥りそう。すいすい走った長いドライブは3時間少しで天城高原駐車場に到着。リゾート地さながらの広く整美された素敵な車置き場だ。9時25分、8名は登山口をスタート。伊豆の山は、馬酔木(アセビ)、リョウブ、ヒメシャラなどの木肌のつるりとした木々が多い。馬酔木の白く鈴なりになった小花は今が盛りらしく、そこここで咲き乱れている。薄赤紫のミツバツツジもところどころに顔を見せる。川のせせらぎに目も耳も癒やされながら、ごろごろと石の多い地面を歩いて行く。湿気が多いと見え、苔むした岩や大木も特徴的である。今日は顔ぶれを見てリーダーがゆっくり歩行にしているせいもあり、楽しいおしゃべりや写真を撮りながらの楽々山行のようだ。歩きだして1時間以上、大した坂もなかったが、10時45分くらいから20分弱山登りを味わい、まずは万二郎岳(1300m)に。ここで写真を撮って、少し行動食もお腹に入れて一休み。山頂では豆桜という小さい花びらの山桜がきれいに咲いていた。その後、馬の背、石楠立(ハナタテ)を経て万三郎岳(1406m)に到着したのは、13時少し前くらい。ここで、昼食タイムとしたがこの時点で標準タイムをかなりオーバーしてしまった。リーダーもある程度折込済みで1時間程度は仕方ないと考えていた様子。ところが、次の涸沢分岐点(カラサワブンキテン)に着いたのが本来の山行終了予定の14時半ということで、本来ならピッチを上げたいところなのだが•••万二郎岳までの天国のような景色は一変し、行けども行けどもゴロゴロ岩や時折現れる一歩踏み間違えれば滑落しそうな悪路の連続。今日の顔ぶれではここで急ぐことは到底不可能。後半の疲れも出てきて、標識にはあと75分などの文字を見ると17時までに到着できるのだろうか•••とリーダーもサブリーダーも心配そうな面持ちなのがよくわかる。もう少しでハッピーロードになるはずだからと励まし合いながら、やや苦しい後半の歩行を怪我人が出ないことを祈りながら黙々と進めた。そんな中、時折見上げる森は、柔らかい新芽に覆われた萌黄色の木々と見事なまでの苔石や苔に飾られた大木の美しさだ。16時近くになるとゴロゴロ岩が消え、ホッとできるハッピーロードが出現した。後ろでサブリーダーが、「かなり追い上げてきたぞ」と嬉しそうに声をあげた。結局、16時半を回ってしまったが何とか無事に下山ができた。リーダーとサブリーダーは、遅い時間でも日帰りできる温泉を探してくれ、伊豆の自然に恵まれた露天風呂付きの湯に浸かり、1日の疲れを洗い流すことが出来た。併設の漁師飯の店で海の幸を食し帰路についた。連休直前日ということで、かつて味わったことのない渋滞なしの走行でドライバーでもあるリーダーとサブリーダーにはせめてもの慰めになったかもしれない。長い1日、どんなにか気を揉ませてしまっただろうと心から感謝とねぎらいを贈りたい。  (さかい記)        

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