天気予報に騙された、例会山行、扇山(1138.7m)

例会山行

4月5日(金曜日)、本日のHCWildBerryの例会山行は、秀麗富嶽12景の一つ、扇山(1138.7m)だ。歩行時間は4時間程度と軽めの山行。今回は会員以外にお試し山行で、Y氏も臨時参加している。いくつかの登山口がある山だが、登山口までのバス便が悪く、ほぼ使えないのは富士急バスのお約束。駅から歩くのもありだが、舗装路を登山口まで1時間以上歩きたくないので、タクシーを予約してある。ただしタクシー台数が2台しかなく、参加予定者が14名で、ピストンになるため、タクシー待ちの時間を嫌い、今回は集合時間を30分ずらして、2パーティに分けての山歩きになった。

第一パーティのリーダーは私H。第二パーティのリーダーはS氏。立川駅の集合時間を変え、それぞれの時間に各7名が集合し、登山口の駅、鳥沢駅を目指す。本日の大月市の天気予報は、曇りで早朝に少し小雨予報だが、8時には曇りに変わり、後は一日曇り予報。朝の立川市は小雨だが、天気予報を信じて向かった。

8時16分に第一パーティは鳥沢駅に着いたが、予報に反し雨は止んでいない。駅にはすでにタクシーが2台待機している。2名の方が雨なら歩きたくないとのことで、結局5名が駅で雨具に着替え、2台のタクシーに乗り、登山口の梨ノ木平扇山登山口バス停に向かう。

登山口に着くころには、第二パーティが駅に到着しているはずだが、第二パーティからの中止の連絡は無かった。歩いているうちに雨も止むだろうと思いながら、杉の植林の緩やかな登山道をゆっくり登ってゆく。登山道は晴れなら気持ち良く歩けそうな、穏やかな道だが、あいにく今日は雨だ。しかもいくら歩いても止む気配がない。途中ベンチや山の神の小さな祠などがあり、普段なら休憩しそうな場所も、雨だと座る場所もなく、途中にあずま屋も無いため、水分補給と体温調節の着替え以外には、ほとんど休まずに歩いた。

10時20分、扇山山頂到着。広々とした山頂は、本来なら富士山が綺麗に見えるはずなのだが、あいにく今日の天気だと全て霞の中だ。予報だととっくに止んでいる雨も、降りやむ気配がないため、山頂での記念撮影も早々にして下山開始。

次の目標は大月市では、桜で有名らしい自然を楽しむパーク、エコの里。軽食・喫茶もあるそうなので、コーヒー飲みながら桜でも愛でるか、と思って降る。途中、山桜などが咲いているのだが、雨だとゆっくりする気もおきない。滑りやすい山道に注意しながら下山する。

エコの里に到着したが、鉄の扉が閉まっている。イノシシが畑を荒らさないように設置している扉だそうだが、勝手に開けて入ってよいと張り紙がしてあるので、開けて入り管理棟に向かう。管理棟の奥に人が居たので声をかけたが、残念ながら本日は休業だそうだ。コーヒー&お花見は諦めて、トイレを借り、エコの里の管理人の好意で借りた、軒下でお昼に食べる予定の食事を軽く取っている時に、第2パーティの姿が見えた。手を振ると、気づいてくれて合流。意外に早く降りてきたなと思ったら、やはり雨で休憩もほぼせずに降りて来たそうだ。

全員で軽い食事とトイレ休憩、寒くなってきたので身支度を整えて、まともな食事を取るために、鳥沢駅近くにある食堂に連絡し予約をとりつける。そしてエコの里を出発。エコの里の桜は満開とはいかなかったが、花桃も咲いており、全部咲いたらかなり綺麗な場所なのだろうと思った。30分ほど歩いて、駅直近にある食堂で、お花見代わりのビールと食事をとり、1時間半ほどお邪魔をして、帰路についた。

天気予報に騙され、雨に降られ、まともなお花見も出来なかった今回の例会山行だったが、唯一の朗報は、雨で散々な山行にもかかわらず、今回お試し山行で参加された、Y氏が入会を宣言してくれたことだろうか。記H

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