守屋山(1651m)で雪を楽しむ、雪山実技山行第2弾(地区連盟主催)

例会山行

2月23日(金曜日、祝日)本日の山行は、雪山実技の守屋山、往復4時間程度で、日の短い冬向きの山だ。

守屋山は、諏訪湖近くにある里山だが、東京近郊にある里山の300m~400m程度と違い、1651mもある。まあ冬の登山口、杖突峠がすでに1235mあるし、夏なら車でさらに先の守屋山登山道入口(1339m)まで行けるらしいので、標高差や歩行時間からは、東京近郊の里山と同じレベルと考えても、差し支えない。

渋滞を考慮して、集合場所は大月駅8時集合。そこからレンタカーで諏訪南ICを目指す。10人乗りのワゴン車に、本日の参加者7名が乗車し、定刻に出発する。

大月駅の天気は雪だが、3連休初日なので、高速道は思ったよりも車が多い。だが渋滞するほどでもなく、大月駅集合、解散計画は成功、と思ったが、長坂ICを超えて八ヶ岳PA近くから、いきなり車の列でほとんど動かない。ナビの渋滞情報だと、小淵沢ICまで続いている。小淵沢から先は冬タイヤ規制なので、その渋滞かと思ったが、サイレン鳴らすパトカーと道路公団の車が抜いていったので、どうやら事故のオマケもついているようだ。

ここでお得意のリーダーT氏の無茶ぶり炸裂。いきなり運転変わって、と言い出す。

あのーここ、パーキングじゃないんですが。しかも追い越しレーンなんですが。確かに免許とメガネ持ってきたと言いましたが、靴、登山靴しかないんですが。結局前が動かないのを見計らって、T氏は運転席からセンター部分をスルーして、抜け出て来た。しかたないので登山靴を脱いで、靴下で渋滞路を運転するはめになった。雪道しかも10人乗りの車なんて運転したことないのにだ。後ろでは、T氏が渋滞は嫌いだとの賜っている。私も渋滞は嫌いです。

7人の命を乗せて、ドキドキしながら高速道を走る。小淵沢を過ぎたら渋滞解消し、諏訪南ICで高速を降り、近くのコンビニで運転交代する。

ここから登山口の杖突峠まではカーブの多い道だが、雪は思ったよりも無い。

峠の駐車場に到着。そこから歩きだすが、新雪のなだらかな樹林帯の道で、のんびり歩ける。アイゼンも不要なほどで、新雪に自分の足跡を残すのも楽しく、雪山初心者向きの山が実感できた。

1時間ほどで夏の入口、守屋山登山道入口にある避難小屋に到着し、そこで昼食休憩。渋滞のため計画よりも1時間ほど遅れている。トイレもある避難小屋だが、女性陣が騒ぐので何かと思ったら、小屋の中に蛇の抜け殻があった。自然豊かな証拠だが、女性陣には不評だ。

30分程の休憩の後、避難小屋を出発する。ここでリーダーのT氏から、少し急登があるので、アイゼン着用の指示。だがトラブルはあるもので、メンバーの1名が、車の中にアイゼンを忘れてきたらしい。

歩いてみた感じでは、危険個所も無く、樹林帯で風も無い山道なので、降りにアイゼンがあった方が楽かな。のイメージだが、無い人はやはり不安だろうと思う。

50分ほどで、守屋山の山頂の一つ、東峰に到着。さすがに山頂は風が強く雪も酷くかなり寒い。本来なら360°景色が楽しめそうなのだが、何も見えない。

計画よりも1時間遅れているのと、吹雪いているので、最高峰の西峰は諦めて下山を開始する。

ちなみに、T氏はアイゼンを忘れていた人に渡し、アイゼン無しで下山している。それでも降りは早いので、丁度よいハンデになっている。

降りも特に問題がなく、途中T氏がアイゼン歩行のコツ(爪を刺さらせるため、こわごわ歩かずに、全体に強く踏み込め)などを話ながら、1時間少しで駐車場に到着した。

車で帰る途中、地元の温泉で身体を温め、中央道で大月を目指す。境川PAで、またT氏の我がままで運転交代。靴下で大月を目指す。

大月IC降りて、近くのGSで運転交代し大月駅へ。

大月駅では始発で18時48分発の東京駅行きがちょうど間に合い、それに乗る予定でいたが、48分発表示の掲示板のあるホームにいる電車が、扉が閉まりますの案内。まだ出発するには早いのになぜ、と思いながら乗り込んだら、反対方向の甲府行きだった。

まあ、この程度の失敗なら、山での失敗より遥かにましだ。と思いながらの帰宅になってしまった。

                           記H

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